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【実録】フリーランスSEの世界 〜独立方法編〜

投稿日:2018年3月29日 更新日:

今日はフリーランスSEについて書きたいと思います。

僕は2007年の4月からフリーランスSEとして仕事をしていて、何だかんだでまもなく11期目がスタートします。

新卒入社した大手SIerを20代もそこそこで退職し、フリーランスSEで独立をして10年間が終わろうとしています。

そこで、これまで過ごした10年間を踏まえ、フリーランスとして独立したらこうなった的な話を何回かに分けて公開していきたいと思います。


目次

サラリーマン的独立を目指そう

独立で向いている産業は「知的産業」です。

例えば、弁護士や医者、公認会計士、コンサルタント、そしてシステムエンジニア(SE)もそれらにあたります。

その中でも、SEはサラリーマン的独立に向いてる職種です。

サラリーマン的独立とは何かと言うと、文字通り、サラリーマン的な働き方をしつつフリーランスで企業と直接契約し、高額の報酬を得る方法です。

SEという職種は、正社員・派遣社員・フリーランスのどの労働形態を取っても仕事内容があまり変わらない代わりに、正社員が単価としては一番高いことが普通となっています。

どれくらいの額かというと、僕の周りでは1か月客先常駐した際に企業間で支払われる単価平均が200万円くらいであることが多いかなという印象です。

これが意味するのは、例えば、あくまで例ですが、月額100万円で同じ技術を持った人が買えることが出来るならば、企業からみるとそれはすごく安いということなのです。

ここを狙うのがフリーランスの人たちです。

業界的な自分の価値はサラリーマン時代よりも半値になっているのですが、自分の懐に入る額はおそらく増えているのではないかと思います。

さらに、店舗開業などの資金的なリスクは絶対に負わないという点で、ローリスクハイリターンを狙う働き方が可能になってくるわけです。

勿論、社会保障やスキルアップ面をすべて自分でマネジメントしなくてはいけなかったり、IT業界でいうと最新の技術をキャッチアップし辛くなってしまったり、突然サラリーが途絶えるといったデメリットもありますが、何と言ってもサラリーマンでは得難い自由を手にすることが出来ます。

それでは、今回は「サラリーマンSEはどうやってフリーランスSEとして独立したら良いか」について述べていきたいと思います。

サラリーマン時代は会社を使ってスキルアップに全力投球を

この記事を見てくれていると言うことは、現在サラリーマンで今後フリーランスで仕事をしようかなと考えてる人も多いかもしれませんね。

まず重要なのは、今現在所属している会社を最大限に利用して、自身のスキルアップを図ることです。

できることなら大企業で。

IT業界はゼネコン体質なので、大企業であればあるほど元請け案件が溢れていて、上流工程にアクセスするチャンスがありますよね。

上流工程をまわしたことのある経験がフリーランス市場で強みになり、独立後に高額案件を狙えるという事に繋がるのです。

ですので、もし今、大企業に居るなら、そこでめちゃくちゃ頑張って経験を積むのがとても良いのです。

独立する際はエージェントを使う

そして満を持して独立の時を迎えます。

フリーランスSEとして独立する方法で確実なのは、やはりエージェントを活用することだと思います。

なぜなら、よほど業界で名を上げた著名SEでない限り、自力で案件を受注するのはほぼ不可能に近いからです。

なので最初は迷わずエージェントを使いましょう

ベストなのは知人からエージェントを紹介してもらうことです。

知人からの紹介であれば、エージェントに支払うフィーも最小で済む可能性が高いからです。

ですが、エージェントなんてツテがないよ、という方もいらっしゃると思います。

その場合でも、ネットで検索すれば山ほどエージェントが見つかりますから、心配はいりません。

良さそうなエージェントをネットで探して、サクッと登録して面談すれば、あれよあれよと言う間に案件が決まると思います。

もちろんエージェントにフィーは抜かれますが、営業をしなくて良いというのは本当に助かりますし、良き相談相手にもなってくれるので、ありがたい存在になると思います。

ちなみに、週3日だけの稼働で良い案件を取り扱うエージェントも今はあるそうなので、週に2日は副業したいなど自分に合う案件を持つエージェントを利用してみることをオススメします。

こういった柔軟な働き方を選べるのもフリーランスならではだと思いますし、自分で完結できる働き方改革が実践できると思います。

エージェントを利用して稼働するまで

では、エージェントを利用する流れを確認していきましょう。

基本的には、以下の流れになります!

① エージェントに登録

② エージェントと面談、募集案件紹介

③ 応募先企業と面談

④ 稼働

⑤ 契約期間終了

⑥ ①に戻る

多くの場合、稼働中の契約延長や単価交渉はすべてエージェント任せとなります。

要望があればエージェントに伝えれば一生懸命に頑張ってくれるでしょう。

僕の稼働は10年間不動です

ちなみに僕は、10年間同じ会社の同じ部署から発注を貰っています。

基本契約は3ヶ月なのですが、契約更新は自動となっていて、特に申し出がない場合は契約延長となります。

もう50回近くも契約更新をしたことになります。。

3ヶ月毎に契約書が自宅に送られてくるので、契約期間だけが変わった記載内容を確認し、捺印して送り返すだけです。

これを10年間続けています。笑

その間、エージェントの変更があったのですが、稼働先企業側の都合だったので「次のエージェントはこの会社ですので宜しくお願いします」と常駐先企業の方から紹介を受けるなんていうレアケースも体験しました。


労働条件などはすべて自分次第

フリーランス的働き方で良い点の一つに、嫌な仕事は請け負わないという面をあげることができます。

所謂、欧米でいうジョブコントラクトに沿った業務しかしないという働き方で、不利な条件の仕事は自らの意思のもと契約しないので、当然嫌な仕事はやらなくて良いのです。

その結果、自身のスキルの深堀が可能になります。

フリーランスはジェネラリストになる必要はないのです。そもそもジェネラリストは求められてないことが多いです。

また、フリーランスは有給休暇というものが存在しません。

常にONという状態になるわけですが、僕がお勧めするサラリーマン的独立のもとでは、カレンダー通りの休日に加え、契約時間内で好きに休むことができます。

僕の場合はというと、いわゆる9時17時なので普通のサラリーマンの働き方と何ら変わらない働き方をしています。

気を利かせてべらぼうに休んだりはしていないのですが、フリーランスなので有給という概念がそもそも存在しないことから、残りの有給休暇日数を気にすることもないです。

PJTの合間にはちょこちょこ連休を取ったりもしていて、去年は25日も休んでしましました。

また、社内政治とは無縁ですし、残業もほぼゼロ、更には不毛な目標面談もありません。

残業はしない主義なので、不要不急の時ではない限り、他の社員の人たちが残業してようが僕はしません。

社畜からは確実に反感を買うと思いますが、その人たちは無視です。笑

こんなことをしていると、突然切られるリスクは大いにあります

ただしそこはすべて自己責任で実行したことなので納得性も高いです。

強いメンタルさえ維持すればなんとでもなります。

やり直しは何度でもききます。自由です。

そんな感じで固めてきた10年間なので、はっきり言ってヌルいです。

ノーストレス過ぎて、ゆでガエル状態ですね。

これでいいのかなぁと思うこともあるのは事実なんですが、僕の働き方ポリシーは「身を粉にしないで、サラリーマンより稼ぐ」というものなので、これでいいんだと思ってます。

実は僕みたいなフリーランスSEって多いんじゃないかなぁと思っているのですが、みんなベールに包んでいるのでわかりませんね。笑

次回はフリーランスのお金周りについて

さて、今日はここまで。

次回は、気になるお金周りについて書きたいと思います!

最近は働き方改革なんて言葉が流行ってますが、結局、自分自身が変わるのが一番早いんですよね。

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