数年前から左眼だけコンタクトや眼鏡の矯正が効かないなと思っていたのですが、最近になってかすみ目の症状がひどくなって来たこともあり、眼科を受診しました。
この症状で初めて眼科を受診したのは、2021年12月です。今は左眼の視界がお風呂に入っている時のように白く見えています。
特に昼間の晴れた日はかなり霞んだ状態になってしまいます。というのも、私の白内障はおそらくアトピーの影響を受けてのもののようで、その場合は老人性白内障に見られるような黒目全体が外側から中心にかけて白くなってくるものとは違い、黒目の中心から白くなってくる傾向があるらしいのです。
こういった状態の白内障では、夜間は周囲が暗いことで光を多く取り入れる必要がある分、瞳孔が開くことになりますから、白内障の影響をあまり受けずに割とクリアな視界を保つことができることが多いのですが、逆に昼間は太陽の光が目に入ると眩しさを軽減させるために黒目(瞳孔)が小さくなるので、その小さくなった部分が白内障の白い部分で覆われてしまい、視界が白くなるという症状に陥っています。
初受診から約5ヶ月の間、処方された白内障の進行を遅らせるという目薬をさしつつ様子を見て来ましたが、やはり昼間の左眼の視界のかすみに耐えられなくなってしまいましたので、この度、手術を受けることになりました。
手術名は、「水晶体再建術(眼内レンズを挿入)」となります。
色々とネットで調べ、主治医にも相談して、今回は単焦点レンズを入れます。
近視なので、近くに焦点を合わせるようです。
内科での検診と、眼科での採血と手術の説明が終わり、次回の通院が手術前の最終確認です。そこから3日間は手術前の準備として3種類の目薬をさすようです。
手術をすると、水晶体が人工レンズになることで漏れなく老眼になってしまうとの説明を受けました。人工レンズは人間が生まれ持った水晶体とは違い、フレキシブルにレンズの厚みを変化させることができないためということです。人間の身体って本当によく出来ているんだなぁと感心してしまいました。
まだ40代前半ですから、老眼症状は無かったので来週から突然老眼になるとの現実は気がかりではありますが、あと数年もすればどうせ老眼になると思いますので、割り切りました。
もちろん不安は多少ありますが、来週にはクリアな視界が得られると思うのでその点がとても楽しみです。
目次
手術3日前。抗菌目薬を挿し始める
手術まであと3日です。手術日まで抗菌目薬を1日4回さします。朝・昼・夕・就寝前です。
このガチフロという目薬は少し沁みます。
いよいよです。
手術を受けてきた。
16時からの手術。時間ぴったりに行って、手術前の軽い検査。そこから看護師さんが点眼。合計9回の点眼でした。
自分の番が来て、手術室へ。
めちゃくちゃ寒い!ここが手術室かと思っていたら、あれよあれよという間に椅子に座らされ、目に布を被せられ、麻酔の点眼。
そこからは眼に水をかけられながらの手術。
痛みは無いものの、光が見えるから何かやられてる感はすごくある。
レンズを挿入するときは「少し圧迫感がありますよー」と言われて、その通り圧迫感を感じて普通にちょっと痛め。
その後も数回、グリグリやられながら急に視界が明るくなりました。
あっ、今レンズ入ったんだなってわかって、無事手術は終了。
眼帯を張られ、そのまま手術室を退室し、10分程度休んで血圧を測って、全ての工程が完了でした。
手術後、特に痛みもなく帰宅し、1週間後にまた通院してチェックという流れでした。
点眼多めの日々
手術した夜から点眼開始。3種類の目薬を5分空けながら点眼します。毎回、15分間取られます。
飲み薬も2種類あります。炎症を抑えるための抗生物質のようです。
手術翌日から首から下のシャワーはOKですが、1週間は洗顔と洗髪は禁止です。
洗髪禁止は流石に無理なので美容室などで洗ってもらう人が多いようです。
自分は自宅で工夫して妻に洗ってもらってますが、とりあえず仰向け状態で洗えているので美容室で洗ってるのとあまり変わらない感じで対応できてます。
ひとりでは対応不可ですね。