私が合格した年の再現答案を晒していきたいと思います。
評価:A
解答の型は事例Ⅰこそ作成すべきと考えます。
目次
事例Ⅰは難しいというけど、テンプレ解答でもある程度書ける
問1は以下のような解答でした。配点は20点。
外部環境を問う問題と判断しましたので、解答は市場変化を中心に構成しましたが、解答欄に余裕があったので②を加えて、部分点狙いです。
6割くらいは取れてるんじゃないですかね。
特性は、①市場面で、スポーツ自体の人気や知名度に合わせた拡大が見られる一方、少子高齢化等や関心度に合わせ縮小が見られ、②製品面で、培った知識が他事業領域で活用できるシナジー効果が期待できる、等である。 |
問2は以下のような解答でした。こちらは120文字の配点20点です。
関連会社を設立した理由が問われていますので書出しは「理由は」から始めると吉かと思います。120文字問題なので2~3個の解答要素を入れたいところですね。
解答の構成要素は、鉄板の①権限委譲でやる気アップ、事例Ⅰで入れてもよい事業面での②評価について記述しました。人事面縛りは必要ないと思うんですよね。
7割は取れたかなと思います。
理由は、新規事業は既存事業とは考え方が大きく異なっていたため、①関連会社として独立させることで、事業の遂行権限を委譲し、利益責任の明確化を図ること、②既存事業とは異なる事業評価を行う必要があると、考えたため。 |
問3は以下のような解答でした。100文字の配点20点です。
僕は解答の骨子を、①複数事業によるリスク分散と、②シナジー効果による事業強化が図れるような組織体制の構築、と考え、解答をまとめてみました。
課題が問われているので、今やっている強みを活かしてGoという方向性にしています。
どうでしょうか6割くらいの得点じゃないでしょうか。
課題は、①自動車部品製造や健康ソリューション事業の強化で売上拡大し、事業のリスク分散を図ること、②既存製造設備や、大型成形技術、技術開発を多事業へ効率的かつ組織的に展開していくこと、等である。 |
第4問は以下のような解答でした。こちらも100文字で配点20点です。
事例1でよくある年功序列評価制度から成果連動型に移行するとどうなるか?みたいな問題ですね。
僕はこの手の問題はどんな問題であれ、以下のように解答するようにしていました。
とりあえず、①協力しなくなる、②もともと評価されていた人たちの評価が下がり、やる気がダウンする、その結果、③組織的な知識の継承が困難になる。という感じです。
100文字なので2~3要素入れたかったのですが、結局2.5くらいしか入りませんでした。
これは7割くらい獲れている気がします。
理由は、個人主義が強まることになり、①これまで成果を上げてきた協働が阻害され、②ベテラン従業員が持つ成形技術等の高い技術力の伝承が進まなくなる恐れがある、等で導入をしない方が良いと考えた為。 |
最後の第5問は以下のように解答しました。今後どうしたら良いでしょうか?問題です。
おきまりの骨子は、①組織、②教育、③評価・報酬です。これもほぼテンプレ通りというか、いつも同じような解答ですね。
事例分に合わせて研修とか、OJTに変えてはめ込む感じです。
無難に6~7割は獲れているんじゃないでしょうか。
A社は、①組織面で、プロジェクト組織導入や適材適所の人員配置で新事業開発を進め、②教育面では、プログラム開発等の研修を行い、③評価面では、業績連動型報酬制度等を整備する、等に留意すべきである。 |
開示請求したら
いかがでしたでしょうか。後々に開示請求した協会の評価では72点でした。
事例Ⅰは与件文に解答要素がないように見えますが、ある程度、事前に用意した知識ストックを利用しても解答は作っていけます。
もちろん与件文から引っ張ることが大大大前提ですけど、解答に困ったら知識ストックから引っ張り出して解答していくことも必要かと思います。
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